対モルドバ円借款「農業機械・設備近代化計画」及び一般文化無償「国立図書館デジタル化機械整備計画」署名式の実施

令和2年6月29日
    
 

 6月29日,モルドバ外務・欧州統合省において,片山大使とツレア・モルドバ外務・欧州統合相との間で,対モルドバ円借款「農業機械・設備近代化計画」(総額20.59億円)及び一般文化無償「国立図書館デジタル化機械整備計画」(総額4,370万円)に係る合意文書に署名を行いました。

 ツレア外務・欧州統合相は,日本からの円借款は,モルドバの農業にとって非常に困難な時期に行われるものであり,農業の技術設備購入にとって真の支援となり,また,一般文化無償で供与される機材は,国立図書館が所蔵する文化遺産のデジタル化を目的としたものである旨述べました。また,ツレア大臣は,日本は信頼のおける友人であり,今後も対話を継続していきたいと述べました。
 
 片山大使は,農業はモルドバの経済と人々の福祉にとって非常に重要であり,我々は過去20年間,モルドバの農業を支援しており,今回の支援を通じて購入される農業機械がモルドバの農家で最も効率的に使用されることを望んでいると述べ,また,一般文化無償を通じて,非常に豊かなモルドバの文化遺産の保護に貢献したいと述べました。
さらに,片山大使は,モルドバが民主主義,市場経済,法の支配,人権の尊重などの基本原則を尊重しながら,欧州統合に向けた努力を行っていることに敬意を表しました。
 
(参考:外務省HP)
モルドバに対する円借款「農業機械・設備近代化計画」に関する交換公文の署名
モルドバに対する一般文化無償資金協力「国立図書館デジタル化機材整備計画」に関する書簡の交換